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著名人のブログを読んでいたら、そこにリストアップされていたある女性のブログに行き当たった。彼女とは大学時代、1度だけ、高田馬場の友人のマンションで会ったことがある。友人のところ遊びに行っていたある夜、彼女が突然ピンポンして現れたのだ。その時に挨拶を交わした程度の、ほんの数秒間の接点だったけれど、その後、友人を通じて、彼女が脚本家として大成したことを知った。日系のレンタルビデオ店で、彼女が書いたドラマも借りて見ていたから、彼女は、ある意味、身近な存在だった。
その彼女のブログ日記を覗いてみると、ただただ”痛い”と書いている。重たい病気に冒されているようなのだけど、医者があまり強い鎮痛剤を処方していないようなのだ。
読んでいて、彼女の痛みが骨の髄まで伝わって来る日記だった。

”痛み”ということを考える時、アメリカの病院でナースをしている友人が話していたことを思い出す。彼女は日本でもナースをしていたので、日米の医療の違いについてこう言った。
「日本の医者は患者の痛みに敏感じゃないのよね。患者が”痛い”と言うと、”我慢しなさい”という。でも、アメリカでは、患者が“痛い”と言えば”痛みを取り除きましょう”ということになるの。日米では、痛みに対する対処の仕方が全然違うのよ。痛みは我慢すべきものなのか、それとも取り除かれるべきものなのか、患者の立場に立って考えたら答えははっきりしているのに」
それを聞いた時、さすが、アメリカ医療は進んでいると唸ったものだ。
アメリカでは、患者が”痛い”と訴えているにも関わらず、医師がそれを放置したままにしておくと、患者から訴えられることもあるという。だから、アメリカ医療は、患者の痛みというものに、とても敏感に対応している。ナースの友人は”定期的に、患者の痛みの程度をチェックするチェックシートまである”と話していた。
思えば、数年前、ビバリーヒルズのクリニックで胃カメラ検査を受けた時も全身麻酔された。まあ、アメリカでは、全身麻酔で胃カメラ検査を行うのはごく普通だけど、それも、患者に痛みを感じさせないためなのだろう。

そんな痛みを考えた時、また、今回のマイケルの死を思い出した。
彼もまた、身体の痛みにとても苦しんでいたようだ。50回のコンサートをこなせるような身体の状態ではなかったという声もある。確かに、公開されたリハーサルだけを見てみるなら、マイケルは元気に見える。しかし、彼はプロだ。身体に痛みを感じながらも、自らを”機械”と化し、リハーサルをプロ根性でこなしていたのだろう。
そんなマイケルの状態に、周囲の人は気づかなかったのだろうか?
それとも、見て見ぬ振りをしていたのか?
金儲けという強い欲望ために。
それを考えると、マイケルの死が、なおさら、いたましく、悲しく思えて来る。

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2003年の児童虐待裁判時、サンタバーバラ郡の警察が、ネバーランドのマイケルの家から押収した薬の瓶。photo:TMZ.com

痛みの話からそれてしまったが、マイケルは、その痛みのため、何種類もの薬を大量に服用していたと言われている。薬の中には、痛みを抑えるための強い鎮痛剤も含まれていた。
ある情報によると、マイケルの毎月の薬代は4万8千ドルという、あり得ないような数字!
医師は痛みを訴えるマイケルに、その痛みを取り除いてやるために、ひたすら強い鎮痛剤を処方し続けていたということだろうか。マイケルを薬依存症にしてしまうほどに。
もし、マイケルが仮に日本で医療処置を受けていたとしたなら、たくさんの強い鎮痛剤を処方されることはなかったのか。
痛みを我慢させるという日本の医療の考え方にも一理あり
ということができるのかもしれない。

患者の気持ちや痛みを尊重したアメリカ医療は素晴らしい。
以前、日経新聞にも書いたが、アメリカ医療では、あの手この手を使って患者にいかに痛みを感じさせないないように工夫するか、患者から痛みを取り除くための”ペイン・マネージメント”がとても進んでいる。
しかし、同時に、そこにはまた、マイケルが陥ったような闇も潜んでいる。
患者に「痛いのは我慢しなさい」と言えないアメリカ医療の闇。
ことに、患者がマイケルというセレブなら、医療従事者はなおさらそれを言えなかったのかもしれない。
そんなアメリカ医療の闇にも光をあてて、書いて行けたらいいなあと考えている。

にしても、最初に書いた女性のことが、気になる。
術後、6月21日を最後に、ブログが更新されていないからだ。
大丈夫なのかな~。
心配です。

本日も、マイブログへのご訪問、ありがとうございました!

LOVE YOU

追記:
先週発売された(今頃書いても遅いですね、笑)「週刊現代」と「フライデー」の2誌に、マイケルに関するワタクシのコメントが掲載されています。
どこかで見かけたら、見てみて下さいね。
http://www.excite.co.jp/News/magazine/MAG14/20090710/29/

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ジャンル:海外情報
コメント
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2009/07/15(Wed) 04:31 |  |  | 【編集
Re: メンタル面の差
いつまでもイクスカーションさま

おはようございます。
マイケルも蘇生処置はされたのですが、だめでしたねえ。
その時に処置した医師も、まだ疑惑の渦の中にいるなので、事件性があれば、今後、真相が解明されていくことになるでしょう。

私は、医療を受ける場合は、手術などとなったら帰国するかもしれません。
アメリカは医療費がべらぼうに高いのです。
私の友人は、腫瘍摘出手術で10万ドル請求されました。
m
2009/07/14(Tue) 07:25 | URL | makikolove | 【編集
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2009/07/13(Mon) 18:23 |  |  | 【編集
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