現在発売中の「週刊文春」にて、カイル・バス氏にインタビューした記事を掲載させて頂きました。
是非、ご一読下さい。

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バス氏は、2010年7月から、日本国債暴落の危険性を指摘してこられた米国の大物ヘッジファンドマネージャーです。米国での不動産バブル崩壊を予測し、暴落に備えた保険を買って利益を上げたことで知られています。現在、バス氏が買っているのは、日本の金利上昇により引き起こされる混乱、つまり、国債暴落に備えた保険。
バス氏には2年ほど前に、「週刊現代」で取材させていただいたので、今回は2度目のインタビューとなります。
先日、「長期滞在中のバハマまで来てくれるなら、インタビューに応じる」というお返事をいただけたので、飛んで行きました。

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黒田日銀総裁が、今年4月4日に、大胆な金融緩和策を発表した時、日本の財政について「終わりが始まった」とう認識を持たれたとのこと。「2年以内に財政は破綻し、回復の処方箋は今となってはなく、解決不可能」と見ておられました。

以下、分量の関係で、雑誌に反映できなかったバス氏のコメントを紹介します。
「円安のような為替率を変える政策を、中央銀行は中心的政策にすべきではない。円安政策は中心的政策ではなく第二、第三のデリバティブの一つであるはずだ」
「経済は100年という長い単位で見るべき。赤字というのは、何十年もの長い歳月をかけて膨らみ、危機が起き、リストラされる。しかし、過去には、1000兆円規模もの赤字がリストラされたことがなかった。これがリストラされることになったら世界経済への影響は計り知れない」
「戦後70年の歴史の中で、今ほど、日本の国債がリスキーになっている時はない」
「莫大な赤字問題がなければ、アベノミクスは成功しただろう」
「今、世界の多くの国が赤字。重要なのは稼げる以上には使わないこと。ノルウェーやチリのように、継続的に財政黒字を出している国は稼げる以上に使っていない。しかし、世界はケインジアンの中央銀行政策に乗っ取っているので、税収より多く支出し、通貨価値切り下げをして前に進んでいる状況だ」
「消費税増税は実施されない可能性もあるとみている。9月に、増税により経済が持ち堪えられるかレビューが行われるが、持ち堪えられるかは疑問。70%の可能性で増税は実施されるだろうが、経済が悪化すれば実施されないだろう」
「日本は”クリエティブ・ディストラクション”を行わなかった。だからリストラが必要。しかし、リストラの過程でお金を失うのは日本の保守的な人々だ。真面目に働き、老後の貯金をして、稼げる以上には使っていない保守的な人たちが貯金の半分以上を失うことになる。政府がミスマネージしたからだ」
「尖閣問題も日本経済に影響を与えている。日本車メーカーの中国市場での売上げは、今年第一四半期23%~47%も落ち込んだ。中国は、非公式ではあるが、日本製品のボイコットを行っている。中国には日本の輸出品の20%が輸出されている。突然、23〜30%の輸出品が中国にボイコットされたら、輸出品全体の6%を失うことになる。それは、日本のトレードバランスの助けには少しもならない」
「リストラを行った国を見ると、金持ちは金持ちのままだし、貧しい人も貧しいままだが、国の中間層がお金を失って苦しむことになる。リストラが起きたら、日本のように平等な国にも社会不安が引き起こされるだろう」
「ゴールドを買うのはいいことだ。ゴールドやオーストラリア、ノルウェー、カナダなと赤字が少なく自然資源が多い国の外国債もいい。日本国債以外ならいい。いろいろリスク分散して投資すべき」
「株にも投資しているが非常にわずか。日本の株には投資していない。なぜ、私が、大きなリストラが必要な国の株に投資するだろうか? リストラが起きた後が日本の株の買い時だ」
「最近、日本の株価は低迷しているが、株価はまっすぐには上がらないもの。投資家は円安になったから日本株の買いに動いただけで、国債については考えてない。だから、結局、お金を失って終わることになるだろう。今買えば、お金の70〜80%は失ってしまう。リストラの後で買うのが賢い」
「問題は、世界のどの国も支出を続けているということ。支出を削減すると、政治家は再選されないからだ。そういうものだ。だから、彼らは支出を続けている」
「日本が助かる処方箋はない。投資をしているなら、自主的に状況を判断してほしい。政府の言うことをきかず、自ら思考して判断してほしい」


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