現在発売中の『週刊現代』GW合併号内”「原発再稼働」15人の意見”の中で、アーニー・ガンダーセン氏、クリス・バズビー博士、マーチン・トンデル博士にお話を伺いました。
記事には、短いコメントしか反映されておりませんので、詳しいお話をブログにて紹介致します。
以下は、ガンダーセン氏のお話です。
ご参考下さい。

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(原発再稼働について)
母なる自然はどんなことを引き起こすかわかりません。
もし、本当に原発をプロテクトしたいのなら、非常に高い運営コストがかかります。日本政府は再稼働したいのでしょうが、1年で原発を強いものになどできません。彼等は、原発を再分析して、計算に間違いが起きていないか確認しましたが、自然が引き起こす可能性のある最悪の事態は考えていないと思います。もし、それを考慮しているとしたら、事故からたった1年で再稼働などできるはずはないのです。原発は停止されていましたが、最悪の事態に耐えられるように改造されたとは思えません。日本がしたことは、再計算をして、設計に対して耐えられるものかを確認しただけです。しかし、それは、最悪の事態に耐えられるものを設計するということとは全然違うことなのです。
いい例があります。私は、日本を訪ねた時、浜岡原発に行きました。浜岡は、津波から守るために高さ約16メートルの城壁のような大きな壁を作っています。それには1ビリオンドル以上もかかっており、完成までには数年かかると聞きました。つまり、もし最悪の事態に対処しようとするなら、たった1年では対応できないはずなのです。
特に、日本は、世界でも最悪の地震国です。浜岡では、福島の事故以前は5メートルの津波が想定されていましたが、福島第一の事故があり、16メートルの津波が起きることを仮定して現在は壁を作っています。しかし、また、別のグループが浜岡には25メートルの津波も襲いうると言い出しています。16メートルの津波に対応できるような壁で果たして十分なのか、わからないところです。
壁の問題だけではありません。原発は水で冷却される必要があります。そのため、海に通じるパイプが装備されたウォーターポンプが必要です。“サービスウォーターポンプ”と呼ばれるものです。浜岡の場合、16メートル級の津波が起きたら、たとえ壁で守られていたとしても、ポンプは内部から強いプレッシャーを受けて、破壊されてしまうのです。それで、浜岡は、サービスウォーターポンプが海面下でもきちんと作動するよう水中用のポンプを設計し直していますが、他の原発では、まだこのようなことは行われていません。にもかかわらず、日本は再稼働しようとしているのです。日本政府は原発事故の教訓を学んだとは思えません。
ウォーターポンプを津波から守れるように再建することは、1年ではできないのです。だから、日本の原発は、自然に対して、まだ脆弱な状態。そのため、もう一度、福島のような事故が起きてもおかしくありません。このポンプ問題の解決は1年ではできません、何年もかかります。つまり、何ビリオンもかけ、原発を何年間も停止して修理しない限りは、原発を安全に稼働できる状態には持って行けないのです。

福島第一の現状について)
福島第一の現状を見ると、3号機、4号機が心配です。特に、4号機は、地震でプールに問題が起きたら、チェルノブイリ以上の惨事になります。それにより、北日本と南日本の間に人の居住できないエリアが生じることになります。つまり、放射線により、日本は半分に分断されてしまうのです。
4号機は恐ろしい状態です。4号機に問題が起きたら、東京の人々は避難しなければならないと思います。怖がらせているわけではありません。科学的な理由からこう言っているのです。東電は早く4号機から燃料を取り出した方がいい。昨年、あるラジオに出た時、4号機には覆いをして燃料を取り出した方が良いと話したのですが、1年経って、ようやく東電は覆い造りに取りかかっている状況です。対応があまりに遅過ぎると思います。早く燃料を取り出さないことには、もし、また、大地震が起きたり、津波が起きたりしたら、1年前の事故よりはさらに悪い事態になるでしょう。東電は早く燃料取り出しに動くべきだし、政府もそうするよう東電をプッシュすべきです。3号機は、燃料は4号機の半分くらいですが、建物は非常にダメージを受けており、コア部分は非常に放射線が高い。だから、クリーンナップ作業は非常に大変だと思います。4号機のプール問題を解決したら、すぐに3号機のプールの方にかかるべきです。

(今後20年で100万人が事故が原因で癌になるという試算について)
私は、これから20年間で100万人が、この事故が原因で癌を発症すると試算しました。
スリーマイル島事故の後、現地で、肺がんの増加を調査したスティーブ・ウィングという博士がいます。博士によると、肺がんは、事故後5年で15%増加していました。あの事故から出た放射線量は、福島と比べたら、100分の1、1000分の1くらいのものです。また、福島付近の人口はスリーマイル島と比べたらはるかに多い。それにホットパーティクルの問題もあります。東京の土壌サンプルを計測したら、線量は子供の遊び場で7000bq/kgもあったのです。東京から南40~50キロのあたりで道路端の苔を測定したら、その中から、セシウムよりも多くの量のウラニウムが見つかりました。
事故直後は大量の放射線が出ていたはずなので、多く人々がそれで被曝したと思います。また、ホットパーティクルにも引き続き、被曝し続けていると思います。私が癌を引き起こすという点で特に心配しているのはセシウムとストロンチウムです。
これらの状況を考えて、20年で100万人と試算したのです。間違っているといいとは思うのですが……。原子力産業側は、福島県では癌は2%しか増加しないなどと言っています。しかし、スリーマイル島の事故でさえ、肺がんは5年で15%も増加したのです。
今年、ピッツバーグ大学から出されたレポートによると、スリーマイルの近くにいた男性の間で、白血病が有意に増加しているということです。事故から30年経ちましたが、今、白血病が増加し始めているのです。最初の5年では肺がんと甲状腺癌が増えますが、10~30年では組織癌や白血病が増えます。
東京圏の3500万人の人々の多くが低線量の被曝をしたと思います。ホットパーティクルに被曝したために、癌で亡くなる人も出て来るでしょう。
日本では、家に入る時に靴を脱ぐことは良いことですが、靴を脱いだ後、玄関はいつも掃除機をかけるなどしてきれいに掃除してほしいと思います。というのは、家庭で、汚染物から受ける被曝の80%は靴に起因するものだからです。だから、靴を脱いだ後に、靴があった場所を掃除するか、靴は家の外に置いておいた方がいいです。そうすれば、家の中の汚染を最小限に留めることができると思います。日本政府は、こういうアドバイスを国民に与えて、注意を促すべきだと思うんですが、それもしていません。

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コメント
ガンダーセンインタビュー
恐ろしい事になっている事を政府は知っていてとぼけているのだろうか。それとも知っていて隠しているのか。
そして大半の国民もまた、何も知らないし、知らされて無い。
僕のmixiの方に転載しました。
ありがとうございました。
2012/04/30(Mon) 01:34 | URL | katochap | 【編集
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