久しぶりのブログです。
もうすぐ震災から1ヶ月。
福島第一原発事故関連の取材で、目まぐるしく過ぎて行った1ヶ月でした。

先週は、ヴァーモント州バーリントンとワシントンDCで今回の事故に関する分析を行っている専門家の方々を訪ねました。状況は、”大本営側”が発表しているより深刻に思われます。
昨日は、”大本営側”、やっと、1号機の燃料棒が70%損傷していることを認めましたね。
これは、米国エネルギー省のセクレタリーのチュー氏が指摘していましたが、これに対して”大本営側”は3%しか損傷していないと反論していました。しかし、やはり70%も損傷していた。”大本営側”の楽観主義もほどほどにしてほしいものです。
きっと、こんな楽観主義的分析は氷山の一角でしょう。

New York Timesが、日本のアセスメントよりも詳細で技術的と言ってNRCのアセスメントを掲載していました。取材した原発エンジニアさんによれば、このアセスメントのキーポイントは以下の4点になります。

1. 大量の海水を注入してきたため、各建物内にはたくさんの泥が溜まっていること。
2. 海水が入っているため建物に重量がかかっており、地震が起きた場合、不安定な状態であること、
3. 再臨界の心配、
4. 海水が注がれて来たために水素が生み出されており、水素爆発の可能性があること、
5. 水素爆発で吹き飛んだ燃料棒のかけらが1マイル先まで吹き飛んでいたこと(つまり、プルトニウムも1マイル先までは飛んでいる可能性がある)

燃料プールは、発表されているよりも大きなダメージを受けており、放射線物質の大半は4号機の燃料プールから放出されたことも注目すべきです。4号機にはほとんど水がないと見ている専門家もいます。

格納容器についても、すでに格納の機能をしなくなっているという見方が強いです。つまり、格納容器のどこからか放射線が漏れている。トレンチの穴を塞いで海への流出を防ぐことができても、格納容器から放射線水は漏れ続けているわけですから、トレンチには溜まり続ける一方です。

昨日、久しぶりに電話記者会見に出席したのですが、どこから漏れているかというと、原子炉圧力容器の再循環ポンプが怪しいという見方でした。
再循環ポンプのシールは華氏350度以上の高熱によりダメージを受けるのですが、1~3号機について、このシールがダメージを受けていると思われ、注水しても燃料棒の半分までしか水位が回復できない状況。つまり、燃料棒の半分は露出している状態なわけです。
では、燃料棒の上まで水位を上げるのはどうしたらいいか。
現在、水は、ダメージを受けたシール部分から120ガロン/分の割合で漏れ出しており、50ガロン/分の割合で空中に揮発していると推測されています。ということは、毎分合計170ガロンの放射線水が放出されている。そのため、毎分200ガロン注水し続けることができれば、燃料棒の上まで水位を回復することができるということです。
しかし、現状では、毎分30~35ガロンしか注水できていない状況。もっと大きなポンプで大量に注水するか、注水回数を増やさなければ、燃料棒の上までの水位は回復できないという分析でした。

これからは取材してきたアメリカ人専門家たちの見解も、少しずつブログで掲載して行けたらと考えています。

ところで、以下の写真はヴァーモント州を機内から写したもの。

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湖、まだ凍ってました!

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そして、湖岸には流氷も!

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バーリントンという街の中心通りは、メジャーな店が立ち並びオープンモール化しています。
アメリカは、このように、通りをきれいにしてオープンモール化している街が多いです。従来的なインドアショッピングモールは時代遅れなのです。
日本ではシャッター通りの増加が問題になっているけれど、シャッター通りをこんなふうにお洒落にオープンモール化して活性化することは難しいのでしょうか?

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テーマ:原発事故
ジャンル:ニュース
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