こんにちは~。
先週終わり頃から、サンフランシスコ方面に取材に行っておりました。
この時期なのに、サンフランは思ったほど寒くなく、持参したダウンジャケットは不要なほど。
紅葉がとてもきれいでした。

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上は、オークランド空港で撮影したもの。
サウスウエスト航空の搭乗ゲートのところに、子供用の待ち合いスペースができておりました。
流されていたのも子供向けアニメ。

今回は、ダニエル・ピンク氏へのインタビュー、パート2。
「週刊ポスト」の誌面には書ききれなかった詳細な内容です。
ポストの担当編集者さんから、ピンク氏の記事は好評だったというお知らせを頂きました。良かった!!!
ピンク氏の発言、是非読んでみて下さいませ。

ドラッカーの“自己管理”は3.0の考え方

 ドラッカーは、史上最も重要なマネージメント法を編み出したレジェンドだと思います。彼は、本著でも書いているように、「自らの仕事と成果を明確に定める知識労働者が必要だ。なぜなら知識労働者は、自律的であるべきで……」と自律性の重要性に、私たちが気づく前から気づいていたのです。ドラッカーの考え方と3.0は、自律性という点では共通点があるわけです。 
 また、彼は“マネージャーは従業員をコントロールするのを少し抑えるべきだ”とも言っています。効果的マネージメント法はコントロールするのではなくリベレーティング、つまり、いくらか“自己管理”させることだと。その考え方は全く3.0だと言っていいでしょう。
 ドラッカーは問題解決のために従来的なマネージメント法を重視していましたが、次の段階では、仕事やキャリア、自分自身を管理する“自己管理”が重要であると予言していました。それはとても正しかった。残念なのは、彼が、次の段階を見ることなく亡くなってしまったことです。
 もっとも、自己管理と3.0には違いもあります。私はドラッカーが主張した以上に、もっと多くの自由を従業員に与えるべきだと考えています。ツイッターがある2010年は、ドラッカーがGMについて書いた50年代とは全く違う世界になっています。今はもっと自由を与えるべきなのです。マネージメントのゴールは、いわば、服従させること。従業員に、自分がしてほしいことをしてほしいやり方でさせるということです。20世紀の仕事では、服従は有効だったしょう。今もいくらかは有効ですが、もっと必要なのは、服従ではなく、積極的に関与させることです。人は、管理や服従の下では“積極的な関与”はしません。自分のやり方でやって初めて積極的な関与ができるのです。自己管理により、自己決定により、積極的に関与するのです。
 積極的な関与は内発的動機付けから生まれて来るものです。ルールに従うからやるのではなく、自分が興味があるからやる。そうすれば“フロー”と呼ばれる我を忘れるほど没頭する状態に至る。人は、興味があることをすることに楽しみや意義を見出し、しかも得意だと感じられるからフローに至るわけですが、職場でもそんな環境を作る必要があると思います。それにより、素晴らしいソフトウエアを生み出せるし、エネルギー問題を解決できるし、新薬を発明できるかもしれません。ドラッカーは知的労働者にフレンドリーな仕事環境を作ろうとしていましたが、今は、フローを生み出すような環境が知的労働者に求められていると思います。
 時代は変わりました。ドラッカーも、もし生きていて今の技術を知っていたなら、新たなマネージメント法を考え出していたかもしれませんね。

3.0企業、続々登場

 『モチベーション3.0』を上梓した後も、3.0を採用している企業をたくさん見つけました。日本企業では小企業が採用しており、”ソウ・エクスペリエンス・ギフト“という会社は、与えられた仕事をする限りは出社退社時間を自由にしています。そういう意味では、”ロウ(結果志向の職場環境)“に近いですが、加えて、仕事以外のサイドビジネスも認めている点でも、自由があり、自律性がある。
 アメリカ企業では“ネットフリックス”というオンラインビデオレンタル企業が革新的なことをしています。通常、企業は、年4週間など一定の休暇規定を設けていますが、同社には休暇規定が一切ないのです。つまり、自分の仕事をしている限りは、いくらでも休んでいいし、いつ休暇を取ってもいいわけです。変わっているでしょ? その意味では、ロウを採用していると言えます。
 本著では、丸一日、通常業務以外に好きな仕事を自由にする日を与える“フェデックス・デー”の重要性についても書きました。シスコがこのフェデックス・デーを採用しましたが、面白いところでは、ツイッターが、フェデックス・デーならぬ“フェデックス・ウィーク”を数週間前から開始したのです。社員は、一週間、通常業務ではなく、好きな仕事ができるのです。彼らはそれを“ハック・ウィーク”と呼んでいます。
 オールドネイビーの本社やワシントンDCにある“オフィス・オブ・パーソナル・マネージメント”という連邦機関は“ロウ”を採用しています。政府機関さえ採用しているのだから、3.0はまさに、ビジネスの未来を映し出していると言えますね。
 3.0は主に北米とヨーロッパで採用されていますが、アジアでは日本や韓国、シンガポールなどで取り入れているところはあると思います。3.0には自由というベースが必要ですから、政府に言論をコントロールされている中国が3.0に移行するのは難しいでしょう。

アップルとグーグル

 3.0には、必ずしも、スティーブン・ジョブスのようなカリスマ的リーダーは必要ではありませんが、3.0との関連で言うなら、ジョブスの凄いところは目的意識があるところです。初代マッキントッシュが登場した時、彼は“馬鹿げたほど凄いことをする”、“宇宙をへこませる”、“世界を変えるようなことをする”といった目的のある言葉を放っていました。リーダーは、効果的な目的意識を持つ必要があります。
 グーグルも “情報の世界を整理して、みながアクセスできるようにすること”とその目的を明確化している。アマゾンは“歴史を作る”と大言し、スカイプの創始者は“世界を素晴らしい場所にするために破壊する”とまで言い放った。こんなふうに、大きな理想を持つことは、個人はもちろん、チームや企業にとっても大切です。企業が目的意識を持って繁栄すれば、そこで働く個人も満足感を得られるからです。個人と企業は、一緒にダンスをしながら繁栄していくものなのです。

長くなりますので、パート3は次回へ。

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テーマ:雑誌掲載&取材
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