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こんにちは~。
すっかり秋に突入してしまったように涼しくなってしまったサンタモニカです。

以下は「週刊文春」最新号の”文春図書館”、”今週の必読”に掲載されている拙著『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』の書評となります。
評者は、建築家で東大教授の隈研吾先生。日本の建築界を牽引なさっている隈先生にご論評して頂けたこと、著者としてはこの上ない喜びに感じています。

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実は、建築には全然知識のないワタクシが、建築という専門分野に関係した本を書くことには最初不安がありました。もともと理系の頭ではないし、建築構造なんてのも全くわかりません。だから、取材相手から「あなたはどこかで建築の勉強をしたのか」という質問がとんで来ることもありました。そんな質問をされる度「あ~、こういう本は、建築のずぶの素人には書けないものなのか」と劣等感に近い罪悪感みたいものに襲われました。

でも、ミノルの建築哲学というものに触れていくうちに、大切なのは数学的な構造や斬新な理論ではなくて、建物を見てそれを、美しいとか優しいとかあたたかいとか感じとる心なのだと気づくようになりました。
ミノルは、当時の建築家たちが、競争するように、それまでなかったような斬新なフォームばかりを追求している姿勢に疑問を感じていました。建築家の傲慢さゆえ、人々にとって使いにくい建物が生まれていると感じていました。そんな建築風潮の中にありながら、ミノルはあくまで人の視点を重視していました。建物を見る人、使う人がどう感じるのか、常に人の気持ちになって設計をしていたミノル。そこに、日本人の美徳といってもいい謙虚さを見た思いがしました。
建築というのに”民主性”という言葉を用いるのが適切なのかわかりませんが、ミノルが目指したのは”民主的な建築”だったのです。リサーチしたある記事は、ミノルのことを"People's Architect”と表現していました。これほど、彼の建築姿勢を表した言葉はないですね! 隈先生がお書きになられているように、WTCは大衆化、民主化の象徴と捉えることができると思います。
しかし、そんな”民主的な建築”WTCは、結局、民主性の象徴ではなく、アメリカ的グローバリズムの象徴となり、テロの標的にされてしまいました。

『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』好評発売中!
どうぞ宜しくお願い致します!

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テーマ:書評
ジャンル:本・雑誌
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