上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
こんにちは!
またまた、大変ご無沙汰してしまいました。
いつの間にか「残暑お見舞い申し上げます」の季節になってしまいました。

告知が遅れてしまいましたが、原発事故後、何度もインタビューしてきたクリス・バズビー博士の本が、先月終わり、講談社より発売されました。企画、構成、インタビュー、訳に携わりました。
是非ご一読下さい!

『封印された「放射能」の恐怖 
フクシマ事故で何人がガンになるのか』


cover.jpeg

以下はアマゾンになります。
封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか

原発事故直後から、『週刊現代』や『フライデー』で、バズビー博士に何度も取材してきた関係で、博士のお話をまとまった形でみなさまにお伝えできたらと考えておりましたが、この度、ようやく形にすることができました。
いろいろな意味で、議論を呼んだバズビー博士です。批判も浴びたバズビー博士です。”とんでも学者”とも揶揄されているバズビー博士です。しかし、そんな批判を受けてきたのは、バズビー博士が矢面に立ち、国際原子力カルテルや原発推進派の圧力と、長きに渡って、闘って来た証拠ではないでしょうか?

「3センチもあるんです」
と同著のインタビューの時、博士は話してくれました。
3センチというのは、アメリカで起きたある大きな原発訴訟の際、原子力産業を弁護している側が、バズビー博士は専門証人としては不適格であることを証明するために用意した書類の厚さでした。そんなふうに、博士は、原子力産業側の攻撃のターゲットにされてきました。しかし、それでも、博士の専門証人として立場が揺らぐことはありませんでした。

博士の分析や見解はもちろんですが、私は、人としての博士にもとても興味を持ちました。
そして、生まれも育ちも、何にも所属してこなかった、あるいは、所属しても間違いに気づくと脱退してきた”アウトサイダー”ゆえに、放射能について独立した見地から本当のことが言えるのだということがわかりました。
何かに所属していては、本当のことは言えない。これは真理だと思います。ある別の博士を取材した時、そのことを実感しました。その博士にこう言われたからです。
「私にも立場があるんです。企業から研究資金をいただいているラボに所属しています」
一方、独立科学者であるバズビー博士は、自分の立場も考えず、本当のことを話す度に、様々な方面からキックアウトされてきました。博士にとっては、自分の立場を守ることよりも真実を伝えることの方が重要だからでしょう。

博士が”第3号機核爆発”を主張されたことは、みなさんもよくご存知かと思います。それにより、”博士=過激発言=”とんでも”という批判がされました。しかし、博士が核爆発を主張されているのには根拠があります。同著では、核爆発のメカニズムについて博士に解説いただきました。
また別のところでは、”博士=高額カルシウム錠剤販売で金儲け”という根拠のない批判もされていました。これについては、批判が起きた直後に博士に話を伺っていましたが、博士はアドバイスをし、名前をかしただけで、一銭も支払われていません。

インタビューの過程で、私自身、博士からいったいどんな過激な発言が飛び出してくるのだろうと、正直、当初は思っていました。しかし、実際にお話を伺うと、博士がコンサーヴァティヴな見解を持っていることに驚きました。それについても、同著をお読みになったら、気づかれることと思います。例えば、第一号機の爆発については”水素爆発”とされていますが、博士は、放出された放射性核種の濃度のデータがないので簡単には断定できないという見解です。また、米国で、原発事故後に新生児死亡数が上昇したという件についても、博士は福一からの放射能の影響とは現時点では断定できないという立場を取られています。4号機についても、崩壊したら地球が終わるとまでは考えておられません。博士は一から十まで、放射能や福一に原因を求めているわけではないのです。
同じ反原発を訴える専門家の方々にも取材して来ましたが、各人が違う分析、見解をしています。そのことも、博士にお話を伺う中、痛感しました。
結局のところ、確かなのは”自分の目”しかないのかもしれません。様々な専門家が行っている異なった分析を考慮しながら、”自分の目”で見て判断すること。最終的には、自分自身が、自分の周囲で起きていることを直視して、独立したアウトサイダー的立場から判断して行くしかないのだと思います。

博士のお話を伺いながら、”科学の危機”ということも実感しました。
博士が事務局長を務める欧州放射線リスク委員会(ECRR)には独立科学者たちが参加していますが、彼等の書いた研究論文は審査の過程で認められず、発表に至らないことが多々あります。それついて博士は、
「現在ある科学パラダイムや科学的理解に同意していないような論文は、捨て去られているのです。そんな状況下で、果たして、科学は発展するでしょうか?」
と疑問を投げかけています。科学が導き出す答えはたったの一つではないのだと。

同著では、以下の点にもご注目下さい。
1. アメリカ大使館屋上で米国エネルギー省が計測していた放射線量の生データ。著書には一部しか掲載できませんでしたが、実際は膨大な量です。3月21日に、大使館屋上で計測されたセシウム137が急増していますが、博士は、これは降雨の影響だけには留まらないと考えています。
2. ストロンチウム90の累積量と癌増加には密接な関係があること、
3. IAEAが土壌汚染度を過小評価していたこと、
4. バズビー博士が試算したフクシマからの放射線の総放出量はチェルノブイリの2倍以上であること、
5. 都内のマンションに設置されていたエアコンのフィルターから、昨年3月の事故直後は13万ベクレル/キログラムあったと推定される放射性セシウムやフクシマ由来のウラン、鉛210が検出されたこと、
6. 博士の計測経験によると、健康に影響が現れる危険な赤線といえる線量は0.3マイクロシーベルト/キログラムであること、
7. 放射性物質はいったん沖に出ても、波の泡とともに陸に舞い戻って来るベクトルをたくさん持っていること、
8. 巻末にある今後10年間の首都圏での癌増加予測数

同著出版にあたり、思うところを書いてみました。
ご一読願えたら幸いに存じますm(_ _)m

なお、科学的表現や科学的事実関係の確認のため、同著は、博士と同じECRRに所属する、名古屋大名誉教授の沢田昭二氏にご監修いただきました。この場を借りて、御礼を述べさせて頂きたく存じます。
誠にありがとうございました!

*同著のため、バズビー博士にインタビューした際、ECRRの国際会議を日本で開催するというアイデアが持ち上がりました。ヤブロコフ教授らもお招きして。資金不足のため、まだ実現できない状態ですが、ご賛同・ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、また、開催実現に向けて、良い方法やアイデアがありましたら、ご連絡いただけたら幸いです。独りで、様々な圧力と闘ってこられた博士を応援していただけたら嬉しく思います。

ECRRの国際会議を日本で開催して、再稼働した日本に揺さぶりをかけましょう!!!



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

本日も、マイブログへのご訪問、ありがとうございました!

LOVE YOU

ブログランキングに参加中です。
下をポチッと、クリックしてね。

Thank you so much
スポンサーサイト
テーマ:原発事故
ジャンル:ニュース
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。