前のブログで紹介した現在発売中の『週刊現代』GW合併号では、一昨年前、ノーベル化学者を受賞されたパデュー大学の根岸英一教授にもインタビュー致しました。
私の地図 ”私たちの開発した繊維が重役会議で没にされたとき、決意した ノーベル賞科学者・根岸英一” も、是非お読み下さいませ!

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2月半ば、あるシンポジウムに出席するため南カリフォルニアを訪問されていた根岸教授に、LAでお話を伺いました。根岸教授にお会いするのは2回目。ノーベル賞を受賞された後、世界各地にご講演に行かれているため、お住まいのあるインディアナ州にはいらっしゃらないことが多いそうなのですが、LAでお会いすることができて良かったです。インタビューの後、寿司店にご案内しましたが、新鮮なネタに感激されておられました。

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記事には反映できませんでしたが、根岸先生にとっての一つの転機は、東大時代に留年をした時でした。
「3年の時、留年したんです。その頃、駒場から本郷の校舎に移ったんですが、本郷となると、最大2時間も通学にかかりました。しかもその間、座れなかった。夏休みの中頃から、身体が空中分解するんじゃないかと思うほど疲れちゃって、胃腸障害で入院することになりました。
その時、ここらで仕切り直しが必要だと感じました。小一ヶ月、胃腸でトラブったんですが、その間に中間試験も行われることになっていた。全然勉強してなかったから、留年でもしたら、あわよくば中間試験をとらなくてもいいかなといういう考えもあったんです。それで留年しました。もともと1年早く入学していたしね。
今振り返ると、留年している間に、あれやこれやと考えたのがその後の人生設計に繋がりました。実用英語を勉強しようと考えたのもその時でした。それに本もたくさん読みました。今思うと、あの時が、私の第二の人生の始まりだったのかもしれません。それは自分の設計した人生でした。そして、その時した英語の勉強がフルブライトの留学生テストに繋がり、渡米へと繋がって、最終的に今のキャリアに至ったのですから」
と根岸先生。
海外へ留学する日本人が激減している現状を考えると、若者にはもっと英語を勉強して海外を目指してほしいなと思います。

すみれ夫人もとてもお元気なご様子でした。そういえば、ご夫人についてはこんな一言も。
「すみれは化粧をしないんです。私は化粧している女性が好きじゃないです」
根岸教授の言葉そのままに、飾り気のないナチュラルなすみれ夫人でした。いつまでも、二人三脚で頑張ってほしいなと思います。

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現在発売中の『週刊現代』GW合併号内”「原発再稼働」15人の意見”の中で、アーニー・ガンダーセン氏、クリス・バズビー博士、マーチン・トンデル博士にお話を伺いました。
記事には、短いコメントしか反映されておりませんので、詳しいお話をブログにて紹介致します。
以下は、ガンダーセン氏のお話です。
ご参考下さい。

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(原発再稼働について)
母なる自然はどんなことを引き起こすかわかりません。
もし、本当に原発をプロテクトしたいのなら、非常に高い運営コストがかかります。日本政府は再稼働したいのでしょうが、1年で原発を強いものになどできません。彼等は、原発を再分析して、計算に間違いが起きていないか確認しましたが、自然が引き起こす可能性のある最悪の事態は考えていないと思います。もし、それを考慮しているとしたら、事故からたった1年で再稼働などできるはずはないのです。原発は停止されていましたが、最悪の事態に耐えられるように改造されたとは思えません。日本がしたことは、再計算をして、設計に対して耐えられるものかを確認しただけです。しかし、それは、最悪の事態に耐えられるものを設計するということとは全然違うことなのです。
いい例があります。私は、日本を訪ねた時、浜岡原発に行きました。浜岡は、津波から守るために高さ約16メートルの城壁のような大きな壁を作っています。それには1ビリオンドル以上もかかっており、完成までには数年かかると聞きました。つまり、もし最悪の事態に対処しようとするなら、たった1年では対応できないはずなのです。
特に、日本は、世界でも最悪の地震国です。浜岡では、福島の事故以前は5メートルの津波が想定されていましたが、福島第一の事故があり、16メートルの津波が起きることを仮定して現在は壁を作っています。しかし、また、別のグループが浜岡には25メートルの津波も襲いうると言い出しています。16メートルの津波に対応できるような壁で果たして十分なのか、わからないところです。
壁の問題だけではありません。原発は水で冷却される必要があります。そのため、海に通じるパイプが装備されたウォーターポンプが必要です。“サービスウォーターポンプ”と呼ばれるものです。浜岡の場合、16メートル級の津波が起きたら、たとえ壁で守られていたとしても、ポンプは内部から強いプレッシャーを受けて、破壊されてしまうのです。それで、浜岡は、サービスウォーターポンプが海面下でもきちんと作動するよう水中用のポンプを設計し直していますが、他の原発では、まだこのようなことは行われていません。にもかかわらず、日本は再稼働しようとしているのです。日本政府は原発事故の教訓を学んだとは思えません。
ウォーターポンプを津波から守れるように再建することは、1年ではできないのです。だから、日本の原発は、自然に対して、まだ脆弱な状態。そのため、もう一度、福島のような事故が起きてもおかしくありません。このポンプ問題の解決は1年ではできません、何年もかかります。つまり、何ビリオンもかけ、原発を何年間も停止して修理しない限りは、原発を安全に稼働できる状態には持って行けないのです。

福島第一の現状について)
福島第一の現状を見ると、3号機、4号機が心配です。特に、4号機は、地震でプールに問題が起きたら、チェルノブイリ以上の惨事になります。それにより、北日本と南日本の間に人の居住できないエリアが生じることになります。つまり、放射線により、日本は半分に分断されてしまうのです。
4号機は恐ろしい状態です。4号機に問題が起きたら、東京の人々は避難しなければならないと思います。怖がらせているわけではありません。科学的な理由からこう言っているのです。東電は早く4号機から燃料を取り出した方がいい。昨年、あるラジオに出た時、4号機には覆いをして燃料を取り出した方が良いと話したのですが、1年経って、ようやく東電は覆い造りに取りかかっている状況です。対応があまりに遅過ぎると思います。早く燃料を取り出さないことには、もし、また、大地震が起きたり、津波が起きたりしたら、1年前の事故よりはさらに悪い事態になるでしょう。東電は早く燃料取り出しに動くべきだし、政府もそうするよう東電をプッシュすべきです。3号機は、燃料は4号機の半分くらいですが、建物は非常にダメージを受けており、コア部分は非常に放射線が高い。だから、クリーンナップ作業は非常に大変だと思います。4号機のプール問題を解決したら、すぐに3号機のプールの方にかかるべきです。

(今後20年で100万人が事故が原因で癌になるという試算について)
私は、これから20年間で100万人が、この事故が原因で癌を発症すると試算しました。
スリーマイル島事故の後、現地で、肺がんの増加を調査したスティーブ・ウィングという博士がいます。博士によると、肺がんは、事故後5年で15%増加していました。あの事故から出た放射線量は、福島と比べたら、100分の1、1000分の1くらいのものです。また、福島付近の人口はスリーマイル島と比べたらはるかに多い。それにホットパーティクルの問題もあります。東京の土壌サンプルを計測したら、線量は子供の遊び場で7000bq/kgもあったのです。東京から南40〜50キロのあたりで道路端の苔を測定したら、その中から、セシウムよりも多くの量のウラニウムが見つかりました。
事故直後は大量の放射線が出ていたはずなので、多く人々がそれで被曝したと思います。また、ホットパーティクルにも引き続き、被曝し続けていると思います。私が癌を引き起こすという点で特に心配しているのはセシウムとストロンチウムです。
これらの状況を考えて、20年で100万人と試算したのです。間違っているといいとは思うのですが……。原子力産業側は、福島県では癌は2%しか増加しないなどと言っています。しかし、スリーマイル島の事故でさえ、肺がんは5年で15%も増加したのです。
今年、ピッツバーグ大学から出されたレポートによると、スリーマイルの近くにいた男性の間で、白血病が有意に増加しているということです。事故から30年経ちましたが、今、白血病が増加し始めているのです。最初の5年では肺がんと甲状腺癌が増えますが、10〜30年では組織癌や白血病が増えます。
東京圏の3500万人の人々の多くが低線量の被曝をしたと思います。ホットパーティクルに被曝したために、癌で亡くなる人も出て来るでしょう。
日本では、家に入る時に靴を脱ぐことは良いことですが、靴を脱いだ後、玄関はいつも掃除機をかけるなどしてきれいに掃除してほしいと思います。というのは、家庭で、汚染物から受ける被曝の80%は靴に起因するものだからです。だから、靴を脱いだ後に、靴があった場所を掃除するか、靴は家の外に置いておいた方がいいです。そうすれば、家の中の汚染を最小限に留めることができると思います。日本政府は、こういうアドバイスを国民に与えて、注意を促すべきだと思うんですが、それもしていません。

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茨城県いわき市で、微量のプルトニウムが検出されたことを知り、一年ほど前にした取材を思い出した。
それは、同じ茨城県は水戸市の男女カップルについての話。
ドイツ放射線防護庁に電話取材した時のこと、このカップルについての話が出て来たのだ。
EU加盟国は、原発事故直後、日本から到着した人々をホールボディカウンターで計測していたのだが、ドイツではこのカップルの数値も計測された。
同庁のユング博士によると、
「事故後、入国したのは大半が東京方面から来た人たちでしたが、計測した人々の中では、水戸から来たカップルが一番被曝していて、1ミリシーベルト近くありました。事故から2週間ちょっとの間で、人が1年間で浴びるような線量を浴びていたことになります」。
詳しく聞くと、このカップルは、3月11日から28日までの間、水戸に滞在、その後、ドイツに行き、3月30日に現地のホールボディカウンターで計測されたという。
その結果、呼吸などの吸入や飲み水などからの取り込み(incorporation)核種による実効線量は、男性が0.7ミリシーベルト、女性が0.4ミリシーベルトであった。
日本でも、ホールボディカウンターによる計測数値はたくさん出て来ていると思うけれど、事故直後にはほとんど計測されていなかったことを考えると、このカップルの数値は貴重なのではないだろうか。もちろん、これには、セシウム134とセシウム137以外に、まだ全部は崩壊していなかった半減期の短いヨウ素131やテルル132からの線量も含まれている。
事故後2週間半でのincorporation核種による実効線量がこんなに高い数値だったということは、その後も同地に住み続けていた場合は、どれだけになったのだろうか。
気になり、ググって見たら遭遇した以下の茨城新聞の記事。

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13316480797124

原発事故による過剰被ばくは外部・内部被ばく合わせて最大約0・2ミリシーベルト、とある。
18日間で0.7ミリシーベルトだったのに、1年で過剰被曝が最大0.2ミリシーベルトってことあり???

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テーマ:原発事故
ジャンル:ニュース
3.11から1年が経ちました。
被災者の方々にとっては、とても長い長い1年だったことと思います。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
被災地に住む方々にも、一刻も早く、光が差し込むことを祈っています。

いろいろな意味で、戦いはこれからです。
復興は進んでいないし、原発もどうなるかわからない状況だし、被爆者の方々の健康被害もこれから表出してくると思われます。
すでに、鳥たちには被害が出ていることがわかりました。アメリカの生物学者の調査では、福島周辺の鳥の総数は事故後(昨年7月の調査時)3分の1減少。また、その減少数はチェルノブイリ事故後に減少した鳥の数の2倍もありました。つまり、鳥たちにそんな被害を引き起こすほどの放射能が放出されていたのです。チェルノブイリの時同様、脳が小さくなった鳥も発見されました。遺伝子変異への影響は明らかです。
エコノミスト誌には「福島から放出された放射性核種は、チェルノブイリの時よりも、鳥に危険である可能性がある」とありました。実際、数日前、プルトニウム241が検出されたことがニュースになっていましたよね。プルトニウム239の親核種であるネプツニウム239が検出されたという研究論文も出されました。

昨年の事故直後、ガンダーセン氏とバズビー博士にインタビューしました。各氏それぞれ「チェルノブイリの状況に近づいている」、「チェルノブイリより悪くなるかもしれない」と事故の重大性を指摘されました。長年研究を重ねて来たエキスパートたちの目には、状況の深刻さは、最初から火を見るより明らかだったのです。彼等はまた、”こういう事故の時は政府は隠蔽するのが常だ”ということも経験からわかっておられました。
まさにその通りで、この一年を振り返ると、過小評価、過小発表という名の隠蔽が繰り返されて来ました。政府の中には、3.11当日からメルトダウンの可能性を指摘する者もいて、管元首相は東京の人々を避難させるという最悪のシナリオを考えたにも関わらず、発表された最初の事故レベルは4、避難はもちろん、東京の人々には、家の中に留まるようになどの最小限の警告さえも出されませんでした。
人命がかかっているにも関わらず、政府は、最悪の事態を想定した対策を講じなかったのです。政府が対策を怠ったために被曝した多くの人々の健康に、今後、影響が出てくることを考えると、これは国家犯罪以外の何ものでもありません。

政府は、これまで同様、出て来た健康被害や病死と放射能の関係性を否定して、逃げ続けることでしょう。何か起きても、事故によるストレスのせいにしてしまうでしょう。水俣、スリーマイル、チェルノブイリ、9.11により健康被害を受けた被害者たちに対しても、政府はそんなふうに関係性を否定してきました。

私たちの前には、政府という、経済という途轍もなく巨大なシステムが立ちはだかっている。この巨大システムというモンスターの被害者はいつも小さく、か弱き人々です。モンスターを破壊するのはとても難しいことです。でも、だからといって、あきらめていては前に進みません。自分なりにできることを考えて、行動して行きましょう。声を上げて行きましょう。
ツイッター中心になるかとは思いますが、日本では報道されていないような海外情報やエキスパートの声を掘り起こし、伝えて行けたらと思います。ご拡散に協力頂けましたら幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。

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テーマ:原発事故
ジャンル:ニュース
すっかりご無沙汰してしまいました〜。
結局、2月は1度も書かず終い、スポンサーサイトが出て来てしまいましたね。日付を見ると、ほぼ2ヶ月近く書いていなかったことに......。

1月半ば、日本から戻って来て間もなく、英国に取材に行き、今はそのまとめをしております。延々とw
以下の写真は、毎日訪ねたお家のそばにあった城跡。ムーアな風情を漂わせていました。

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ロンドンのセントポール大聖堂の前。ヨーロッパの不況はいつまで続くのか.....。
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UKから戻ってからは、ダルちゃんがらみの取材をしようと張り切っていたんですが、結局、球団が取材拒否。
しかも、ある著名なアメリカ人記者でさえ、ダルちゃんから取材拒否を食らってしまいました。彼によれば、どうも、ダルちゃんパパがインタビュー料を要求したらしく、そのあたりで折り合わなかったようです。先日その記者から来たメールによると「ダルちゃんパパはメディアにはインタビューさせないことに決めた」と書かれてありました。メジャーデビューするのだから、現地アメリカの記者にはインタビューさせてあげても良いのにね〜。

で、ここのところ、米国エネルギー省が出した議事録や米国地質研究所による土壌汚染調査や米国の専門機関が出した海洋調査の結果などを見て、あらためて、放射能汚染の広がりぶりに愕然としております。
特に、アメリカの中では、ロサンゼルスがセシウム137による汚染を最も被っておりました。その数値は、なぜか名古屋より高かったんです!風向きのせいなのか!? ロサンゼルスのエアフィルター、チェックの要ありかもしれません。
福島第一からの放射性プルームがちょうど西海岸に到達していたと思われる3月20日、ロサンゼルスマラソンがあったのですが、大雨降ったもんね〜。あの雨を思い出すと、ロサンゼルスがアメリカの中では一番数値が高くても、全然驚くにあたりません。
マラソンのゴールがちょうどうちのそばだったので、傘をさしてマラソンを観戦したのですがが、それでも横殴りの嵐のような雨だったので、けっこう濡れました。

実はとても心配性な私、気にかかっていることが......。この先、万一のことが起きたら怖いので、一応、ここに記しておきます。昨年の夏、帰国した時、実家の母にこんなこと話していたんですね。
「何か、最近、心臓の鼓動が急に早くなることがあるの。病院で診てもらった方がいいかなあ」
実際、その頃、数度、そんな症状が起きていたので、心配だなあと思っていました。心電図でもとってもらおうかなあと。血圧も中性脂肪値も低いので、そのあたりは原因ではないだろうと思い、まあ、その時は、更年期障害の症状だろうくらいにしか考えなかったんですが、いろいろ取材していくうちに、セシウム137が心臓の筋肉を攻撃して、不整脈を引き起こすという話を聞きました。そのため、チェルノブイリでは、癌や白血病を発病する前に、心筋梗塞で突然死した人もいたということです。
そして、ロサンゼルスにセシウム137を降らせたと思われるあの大雨に濡れてしまった私。
考え過ぎだといいんですがね〜。
最も最近は、心臓の鼓動が早くなる症状はないのですが、時々背中痛が.....。
やっぱ、歳のせい???www

ところで、ロサンゼルスでは、日本より一足早く、桜が咲きました!
この豪快な咲きっぷり、日本のさくらほどの繊細さも情趣もありませんが、きれいでしょ。
もう、春なんですね。

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